DVD COLUMN - 2007.02 -

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2007.2月第1週

6人のドラマーとの対談が終わり、「いやあ〜、ドラマー対談って最高!」なんてひとり気を良くしていると、突然、横井さんからダメだしが出た。

横井(以後Y)「公太さん、ちょっと自分のこと話し過ぎです!」
公太(以後K)「???」
Y 「何か質問したあとの、自分の場合はね・・・って、それが長いです。」
K 「・・・」
Y 「公太さんが話すところは他でたくさん作りますから、ここは我慢して相手に話させてください!」
K 「・・・ハイ。。。」
まあ確かに普段から聞くことよりも聞かれる方が多い立場だし、
すぐ自分のことを話したがるのは、自己主張あってのミュージシャンの性。
(弁解)
でも、今回はホスト役だからね・・・我慢、我慢。(ちょっと反省。)

横井氏さらに、追い打ち!

Y 「それから相手が話すことを先に言ってしまわないでください!」
K 「???」

Y 「新人のアナウンサーがよく陥るケースと同じですよ。」
例えば、マラソン大会の参加者のインタビューで「辛かった!でも頑張りました!」っていう言葉を収録したいのに、なかなか言ってもらえないから、
自分から「辛かったですか?」って、つい聞いてしまう。

答えは・・・「ハイ。」

「でも頑張りましたか?」・・・
答えは・・・「ハイ。」

何とかして相手にうまく言わせなければならないのに、自分で先にその答えを言ってます!!

K 「えー???」「・・・」「???」「・・・」

かなりショボーン〜です。

?

そんな訳で、ホストの難しさをひしひしと感じながら、7人目のドラマー対談へと向かうのであった。

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2007.2月第2週

この日の対談は、ジャズドラマー猪俣猛先生。
なんで?どこで?どんな知り合い?って思われる方も多いだろう。
実は、初めて自分の進路相談にのってもらったプロドラマー。
高校3年のとき、すでにプロになることしかアタマに無かった自分。進学?なんてもう、どうでもよくって、ひたすらドラマー目指して一直線だった。
困った親父が当時知り合いだった猪俣先生に、何とか止めさせてもらおうと相談したって訳。
その時のことはあまりよく覚えてないんだけれど、確か目黒かどこかで会って「そんなにやりたいんならうちの学校(RCCドラムスクール)においで!」って言われたのかな。多分、他に巧いヤツをイッパイ見たら諦めるだろう!くらいに思ったんじゃないかな。事実、スクールじゃ一番ヘタクソだったし、ジャズスクールだったからひとり浮いていたのも事実。
結局、スクールには3年くらいしか通わなかったけれど、猪俣先生のライブは結構見に行った。ニューヨークのアポロシアターでのライブにまで、くっ付いて行ったっけ。
当時から猪俣先生の気合い入ったドラムには、ジャズとかロックとか、そんなカテゴリー関係ない!って思わせるスゴいパワーがある。
この日、本当に何十年ぶり?でお会いした猪俣先生。御年70歳。



優しいんだけれど、相変わらずキビシい口調で、
「公太!お前がこういう企画でドラマーの歴史を後世に伝えていかなくちゃいけない!って、オレは前々から言おうと思っていた!」っていきなり言われて驚いた。
でも嬉しかった。
昔も話してくださったけれど、10代の時にドラマーとしての人生設計を10年刻みで計画して、それをすべて計画通りに実現してきた!?!って。
本当にそうなのだから信じられない!(オレには無理だー。)
それだけ、自分に対してキビシい!ってことだよね・・・練習量だってハンパじゃないハズ。何よりも、人としてちゃんと一本スジが通った生き方はマジでカッコイイ!です。
とにかく、ひとことひとことに説得力があって、本当に有り難かったです。
また遊びに行かせてもらいます。

収録が終わって移動中・・・
ふと、思った。
やっぱり生き方のカッコいいひとはモテルよな。
猪俣先生もそう。

むかしから・・・モテル。

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200723月第2週続き

さて、次なる対談の場は、渋谷KEY楽器4Fドラムフロアー。
直球といえば直球だけど、でも、まさかドラマー対談を楽器屋さんのドラム売り場では普通やらんでしょう!しかも営業中に!?!
よくオーケーしてくださいました! KEY楽器さん。太っ腹!
お客さん、お騒がせしました。
と、いう訳でディスプレーされた何百枚!ものシンバルの前で始まっドラマー対談。そのお相手は?元祖100点セット!‘そうるとうる’さんです。


ジャングルのようなセットのなかでガンガンに叩きまくる‘とうる’さんを、初めてライブで見た時、正直
「何ジャーこれ!」って思ったよ。凄まじいソロももちろんだけれど、こんなセット、アリ???っていうくらい’THAT’S要塞’だった。
何年か前に、あるイベントで‘とうる’さんと対バンになって、最新のジャングルセットに座らせてもらったけれど、キレイに隙間無くセットされた、ありとあらゆる楽器の装備は、まるでF1のコックピット。ところが、この‘とうる’さんのセット・・・‘とうる’さんが叩くといい音なのに、オレが叩いても、ゼンゼンいい感じに鳴ってくれない。そういえば昔、レコ・スタでも同じ経験をして、ずっと腑に落ちなかったんだよね。でも今回‘とうる’さんの話で、問題がやっと解決!
このセットは‘そうるとうる’のためにセッティングされた、‘そうるとうる’にしか操れないマシーン。だから他の人が乗っても良いタイムは出せない!だって。
「なるほど!」くるま好きの‘とうる’さんらしい説明でした。
‘とうる’さんのドラム研究はマジすごくて、独自の理論で、生からエレドラから、隅々まで知り尽くしてる!って感じ。
こういうチューニングをした時、どういうマイクでどういうふうに録ると、スピーカーからはこんな感じで出てくる・・・みたいなノウハウから始まって、この曲はkeyが○だからBDのkeyは○にしよう!とか。
オレなんか「へぇ〜!!!」って感心するようなネタの連続。
プレイだってそう。
機械相手に何セコンド単位でスネアのタイミング勝負したり・・・
ただただアンビリーバブル。
でも、そんな知識をいつでも親切に、しかも的確に伝授してくれてしまう
‘とうる’さん。
とってもいいアニキなのであります。


ドラムだけじゃなくても、いろんなことにいつも一所懸命な‘とおる’さん。
‘そうるとうる’にこだわっていたら何も出来ない!って言い切って、いろんなジャンルのいろんな音楽を完璧にプレイする。

さすが、これが‘そうるとうる’流。
スゴいです。


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2007.2月第3週

ドラマー対談も着々と進行する中、この日は待望のドラムのソロ撮影です。

ドラマーはドラムを叩いてナンボ。これは決めておかないとね!って、ひたすらやる気満々。スタジオコクーンのブースにセットしたマスターワークス・マジョーラもキラリ!


‘とうる’さん流に言えば、これぞオレのためにセッティングされた世界で一つのマシーン!か。


何だか今日は、みんな気合い入ってるね!
ドラマー撮影には日本一うるさい?映像ディレクター横井さんの
ダメだしもいつになくキビシいよ。


ベイシックなリズムやソロを着実に収録していく
エンジニアの藤村さん。


そりゃ、チェックも真剣でしょ。


でも、もうちょっとリラックスも必要?
それは判るんだけど、人の気も知らないではしゃぐ鹿島さん。

いやあー、うちらスタッフに恵まれてます。感謝。感謝。


順調に撮影は続きます。

とりあえず一生懸命な人。
楽しんでる人々。



さらに撮影は続きます。

やっぱり一生懸命な人。
そして楽しそうな人々。


こんな感じで撮影は夜中まで続きます。

が、さすがに一生懸命も限界にきた人。


と、いう感じで、無事撮影終了!
さて、、、この日のドラム、DVDになったらどんなふうになるんでしょう?
楽しみなような、恐ろしいような・・・

みなさん、お疲れさまでした!

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2007.2月第3週続き

ドラム収録の合間をぬってドラマー対談パート9。
お相手、ドラマー&チューナーの2足のワラジをカッチリやり倒す男、
‘小関ちゃん‘こと小関純匡氏。

実際、彼ほどキチンと2つの仕事を両立してる人って他にいない気がするよ。ドラマーとして本当にいろんな人とやってて、最近は、自分もチューナーでお世話になって、楽器の面倒も見てもらってる。ここコクーンの倉庫は彼の秘密基地って感じかな?
彼のスケジュールを見たら、真っ黒で目が点になるよ。笑
小関ちゃんのプレイするドラムはとっても温かい。人柄も温かい。だからなのか、昔から女性ボーカルの後ろで叩くことが多い。チューナーとしても、一生懸命良い音を追求してくれる。ドラマーだから同じドラマーの気持ちを判ってくれるっていうのはポイント高いし、現場で一緒に音作りに取り組んでくれることでドラマーに安心感をあたえてくれる。
これって本当に素晴らしいよね。
対談の中で「良いドラムの音を世代を超えて伝えていかないと・・・。」っていう彼の言葉が何よりも彼の人柄を物語っている。

本当に、ドラム、好きなんだね!‘小関ちゃん!’

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2007.2月第4週

セッションパート2。ギタリストと2人でセッションするならヤツだろうな!って。
そのゲストのせいか?今日は収録スタジオの空気も何となく緊張ぎみ?
まあ、判らなくもないか・・・


このセッションのためにアシスタントのカズマが必死で組んでくれた
V-DRUMスペシャルラックバージョンも完璧。

こんなセット、見たこと無いでしょ?

チェックしてるオレの顔もメイク完璧?


っていうわけで、タクヤと2人での演奏は始まった・・・


最近もレコーディングに呼んでくれたり、飲んだりしてるから久しぶり!ってほどでもないんだけれど、こうやって改めて一緒に音出すと、何か不思議だね。
ずーっと一緒にやっていたから自然といえば自然。でも、改めて思った。
やっぱタクヤ・・・カッコ良いわ。
いろんな才能をもっているけれど、その中でもギタリスト・タクヤが
オレは一番好き。

セッション後の対談では、またもやダメだしでイジメてくれたよ。
あいつは、いつでもそういうヤツ。ホント、やられるわ。苦笑
でも、一緒に音出せて良かった。
照れくさいけど、何か嬉しかった。
ありがとう!


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2007.2月第5週

ドラムパート、タクヤ・セッションを収録し終えて、やっと本題に踏み込めた感じ?
エンジンがかかってきたところで、引き続き、ドラマー対談です。

今日は野外ロケ!
ギリギリまで天気が心配だったけれど、そこは晴れ女、鹿島さんパワー?で結局はこんなよい天気!!


ミュージシャンタイムからしたらちょっと早めの集合時間も何のその!?!
気分は上々。

多摩川の土手沿いにある隠れ家的レストラン「TOKIO Plage Lunatique」前での収録です。



こんなシチュエーションで対談のお相手は、彼!
元LUNA SEA の真矢です。


LUNA SEAのころから、自信に満ちあふれたプレイとパフォーマンスには一目置いていたけれど、話を聞いてなるほど!って。
雅楽だったり、和太鼓だったり、いろんな経験から身に付いた、いかに集中して一打一打を表現するかってこと。しかも、基本は「無」なんだって。そこに対してストイックっに取り組んでいる彼のプレイには迷いが無い!邪念が無い!
オレなんか、いまだに邪念だらけ・・・苦笑
カッコイイね!「シンヤー!」


クルマもカッコイー!


さて、午後になって少し肌寒くなってきた頃、自慢のビッグスクーターで登場したのは
元La'cryma Christi
レビンです。


クラシック・ロックジャムでも一緒だったけれど、小さなカラダから大きなビートを叩き出す
レビン。
ドラムを始めてすぐに決めたんだって・・・「オレはこれでプロになる!」って。
しかも、ドラムを持ってなかったから2年もシャドウドラミングだけ!
カッコイイ!て思うことに素直に、しかも頑固にこだわって追い求めて来た結果、
あんなにCOOLでカッコいいビートとパフォーマンスを自分のものにしてしまった!
でも、今だに「こんなんでいいのかな?」って思いながら、シンプルな基本練習に一生懸命取り組んでるっていうんだから・・・
その一途さ、純粋さが何とも「カワイイ!男」だ。

ところで、
ドラマーはバイクやクルマにコダッワている人が多い。確かに・・・自分もね。
それも自己表現?
だから収録には、なるべくみんなのコダワリの愛車に乗ってきて!ってお願いしたんだ。


さて、この日の対談はまだまだ続くぞー。
いざ、次の現場へ!

すっかり日も暮れたころ、コダワリのバイクで登場したこのオトコ。
アンセムの本間大嗣くん!

彼のバイクも何とか撮影したくて、わざわざガレージを借りたんだよ。
(ありがとうございます!河合さん!)


彼と初めて会ったのはニューヨーク。EZOで向こうに住んでいた頃。
知り合ったときから、すでにアメリカンだった!?!
デッカい音、デッカいセット、そして何よりデッカいノリ・・・

カラダに染み込まないと良いドラムが叩けないって、同感!
歌が好き、メロディーが好きだって,同感!
自分のビートでメンバーがノッて、お客さんがノッて、エネルギーが帰ってきて・・・そんなライブが楽しくって好きだって、同感!
スピード、メカニカル、ドラムってバイクやクルマに似てるよね!って、同感。
こんなに感じてるところが似ていても,ぜんぜん違うドラマ−同士。
オモシロイね!

こうして3人のドラマーとの対談も無事終了。

実は川沿いの撮影が予想以上に寒くて・・・
ガレージの中は楽勝?なんて思っていたのに甘かった!
底冷えして寒い寒い。
でもそんな状況でも、みんな熱く語ってくれてホント嬉しいよ。

ドラマー対談、まだまだ続きます。


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