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「ドラムはパフォーマンス楽器だ!だからCDじゃなくてDVDだ!
でも、DVD作るのってタイヘンでしょ???よく知らないけれど・・・」
なんて、かなり曖昧な会話から始まった今回のDVD制作。
昨年10月から半年。もうちょっとで完成っていうところまできてますが、正直、ここまで至るのにいろいろありました。
何を隠そう、すべて自主制作!中身が盛りだくさん過ぎてこんなDVDどこの会社も作ってくれない。自分で動かずして誰が動いてくれるの?って状況だったからね。
「頭イテー!!!」ってこともたくさん。

そんなこんなで、どこまで書けるかはわからないですが、裏話もありつつ、ちょっとだけ・・・お話します。

 

 

 


2006.10月第1週


DVDを作ろう!って思った理由のひとつ。何と言っても、今回の映像監督、横井ディレクターとの出会いは大きかったね。
彼と出会ったのは、2年前。ドラマーの夢を断念してTV業界に入り、電波少年などのヒット番組を経験しつつ、今、またV-DRUMとの出会いをきっかけに、ドラムに対する愛情が、まさに焼けボックリに火が付いてしまったかのごとく沸々と出まくりの横井さん。彼のHPを見ればそれは一目瞭然。(http://www.drummerjapan.com/)ドラム愛は並大抵じゃない。

「彼となら素晴らしい作品ができる!」と確信したね。

10年前に出したVHSビデオ「ジュディ・マリのドラムの人」

VHS jake

あの時もかなり一生懸命作って、なかなかのモノだと思っているけれど、気がついたら廃盤になってた!自分でも買うことすらできないなんて!?!
そんな反省もあって、今回は自分で地道に作るぞー!!!

「That'sゲリラ戦法!」だ。


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2006.10月第3週

じっくり時間をかけて良い作品をつくろう!ってことで、ひたすらミーティングが続く・・・
DVDのテーマは「セッション&合体」
2つのものが交わることで新しい何かが生まれる!

では、どんなセッションを収録したら面白い?

バンドセッション・・・まあ、普通にアリ。
サックスとふたり・・・アリアリ!
ラッパー&ヒューマンビートボックスとふたり・・・アリアリアリ!
ギターとふたり・・・いったい誰と?
一人でセッション・・・何それ???

みたいな話が、喧々諤々と進んでいった。

そんな会話の中、横井ディレクターの突然の発案。

横井D「ドラマー対談しませんか???」

公太「ハッキリ言って興味ありません。」と即答。

横井D 「公太さんが興味なくても、一般ドラマーは興味あります!」

公太 「今さら、ドラム談義なんて恥ずかしいです。」

横井D「いいえ。今だからこそ、ドラマーに語ってもらうべきです。」

公太 「ハッキリ言っておもしろいですか?」

横井D 「おもしろいです。是非やりましょう!いや、絶対やりましょう!」

公太  「・・・」

横井D 「知り合いのドラマーはどのくらいいますか?」

公太 「まあ、減らして削ってこれくらいは・・・多過ぎですよね?」

横井D 「全員、やりましょう!」

公太  「・・・」

と、いう訳で、何気にあげた26人のドラマーとの対談はあっという間に決定してしまったのだった。


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2006.11月第2週

セッションも盛りだくさん。対談も盛りだくさん。収録テープも盛りだくさん。
決めたからにはやるっきゃない!
まずは収録内容をリストアップしてスケジュール組みが始まった。
何てったって自主制作。予算は限られてる。短期間での収録はいろんなリスクが伴う。だから、じっくり、焦らず、確実に収録していくしかない。
そこで決まった作戦が「That'sゲリラ戦法!」
ディレクター3人体制。横井氏の紹介で集まった敏腕ディレクター笹本氏・徳本氏。3人のうち2人のスケジュールが合えば即、集まってひたすら収録する作戦。
フットワークの軽さが大切!ってことで、据え置き用ハンディーカム2台も購入した。最近の民製機のクオリティーは高い。この値段?で、このサイズ?で、ハイヴィジョン高画質なんてあたりまえ!?!・・・なのだ!
続いて横井Dが照明機材を買い込んできた。(実は彼は秋葉が大好き。)細かなところは彼自身がカメラを回すことになったのだ。そんなときのアシスタントは交際中のミヨちゃん。(おっと!これはシークレットか???)彼女がいなかったら、横井氏の準備の段取り悪過ぎ・・・カメラマンではないのであたりまえデス。失礼。

yokoi01

さあ、これで準備は完了。いざ、撮影開始!


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2006.11月第3週その1


最初の収録は、何故か?元JAMベースの恩ちゃんとの対談!
ドラマー対談じゃなかったの???って思うよね、普通。
ドラマー対談の段取りを組んでいたら、何となく前のバンドのメンバーとも話したいな・・・って思ったんだよ。偶然にも、恩ちゃんとは別の対談の予定があって、その流れでいきなりのDVD対談となってしまった訳です。
それほど久しぶり?でもないけれど、恩ちゃんはやっぱり恩ちゃんでした。恩ちゃん節で淡々と話す内容は、昔とナーんも変わってなかったけれど、昔よりもさらに説得力は増していたな。あいかわらずアタマはとんがってたけどね。笑
途中、dejabu ではないけれど、「前にもインタビューでこんな会話をしたことがあったな・・・」って思う瞬間がたくさんあった。

この日、4時間近く収録をした。いやあ〜初日から濃過ぎ。

onda01


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2006.11月第3週その2


さてさて、音を出すぞ!続いてはバンドセッションの収録です。
ここ2年、サポートしているEdoReportのリハーサル、レコーディング、そしてライブを収録することに決定。
まずは都内某所のリハ・スタから。この日のスタジオは狭いけれどEdoの音には程よくて、いつもは?演りやすい。なのに、きょうはカメラが回ってるせいか、みんな顔が固い!演奏が固い!
まだリハですよ!

数日後、一発で一緒にレコーディングするので、曲のアレンジを決めつつ、練習を重ねるわけです。Edoの曲は難しくて、ちゃんと練習しないとみんなで良いグルーブが出ない。バンド?ならでは?ってことで、とにかく練習!

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2006.11月第4週


レコーディングの日がきました。
スタジオ「ガルバ」コクーンです。ここのスタジオ・・・ドラムが良い音で録れるんだよねー!(そうる・とうるさんも言ってた。)
実は、ここの上階に自分のドラムセットすべてを管理してもらってます。コクーンのドラム管理は完璧です。24時間空調完備!だから、自分のパール・マスターワークスは恐ろしく良い音がしてます。(基本的に、マスターワークスは良い音ですが・・・)ここのスタッフにドラマー(小関ちゃん他)が多いっていうのがポイントかもね。
この日のエンジニアはTAGバンドでもお世話になってるギタリストの安達さん。
ギターもメチャ良いけれど、エンジニアとしても優秀で、ご自身のビンテージ機材を持ち込んでの一発録りです。



一発録りってみんなの集中力が大切だから、なかなか回数を重ねることができない。
3曲録ったけど、どの曲も結局、1、2テイクめのどちらかがオーケー。
うん!良い感じ!勢いあるテイクが録れました!

ちょっと話変わるけれど、この日録音したような、ドラムの横にレコーディング機材を置いて、なるべくコードを短くして録る・・・っていうやり方。エンジニアさんはモニターしづらいから嫌だろうけれど、演る側は、音も良いしリラックスできてラクチンでいいです。普通は、ドラムブースとコンソールが離れていて、重い防音ドアを開けての行ったり来たりが面倒で! 孤立感もあるしね。
それから、一発録りっていうのは、ライブ的な緊張感があっていいよね。
音楽をみんなでいっしょに作ってるっていう感じが好き!
レコーディングって、ついつい単調な録音作業になってしまう傾向があるからね。

ただ、間違えたりしたら個人責任重いけど・・・

edo02

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2006.12月第2週


さて、いよいよドラマーズ対談が始まりました。
スケジュールの都合で順番はマチマチ。
で、いきなり!最初の登場は「手数王」こと菅沼孝三さんです。伺ったご自宅のスタジオ

kozo-door.jpg

で、孝三さん、奥様、そして、やはりドラマーである
二人の娘さんたちの熱い歓迎に最初から感激しまくりです。次女のサトコさんは、あのFUGGY CONTROLのドラマー。後に、意外なところで再会するとは、この時は思ってもいませんでしたが・・・笑
さて、対談がはじまり、ドラムを始めたきっかけから、失敗談、将来のことまで、興味ある話をたっぷりと聞きましたよ。モノをたたくことが好き!」「ルーディメントはTVゲームで一面づつクリアーしていく感覚に似てる。」って、なるほど!わかるような気もするなあ。
それにしても、さっすが関西人!?!孝三さん。話の壷を得てます。
話が上手いし、面白い!手数・足数王だけでなく、口数・・・あっ、失礼しました 。

kozo01.jpg

個人的にウケたのが、孝三さんのセットを見せてもらって「楽器やハードウエアーの加工や工作とかはしないんですか?」っていう質問に対しての答え。
「実は不器用なんだよね・・・」って。
え? あの手数王が実は「不器用だった!?!」

KOZODr.jpg

それから、もっと驚いたのが菅沼ファミリーの会話。普段から「このルーディメントってさ・・・ちょっと○○○だよね。」みたいなことを、みんなでお茶の間の話題にしてるぅー!!!普通じゃありえない!日本中、どこにそんな家庭があるんだー!?!(ちょっと興奮しすぎです。)
帰りには、おみやげに、スティック、CD、そして最高に難しいルーディメントの楽譜までいただきまして、本当にありがとうございました。
また遊びに行かせていただきますね。

同行した横井Dが帰り際に一言。
「あんな家に生まれたかった・・・涙」

それくらいステキな菅沼家の皆さんでした。

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2006.12月第2週続き


ドラマー対談2番手は若手!
元SEX MASHINGUNSのスピードスターサイパン・ジョーです。
いやいや、いつ会ってもジョーはカッコいいなあ・・・
対談中も、たまに見せる不適な笑みがなんともクール!。
あえて死語を使うとすれば、「ニヒル!」
このやろー!ずるいぞー!

joe01.jpg

彼の話,
ケガやら何やらで大変な時期もあったみたいだけれどね。
でも、「ドラムソロの間は、オレは世界一!」っていう言葉が印象的だったね。
「切り込むようなスネアの一発に快感を覚える。」って言って「ニヤ」って笑った顔が、どこか「侍」っぽい!?!「もしかして、前世はサムライだった?」って冗談で言ったら、「前にもそんなこと言われたことがある!」って。
まんざらウソじゃないんじゃない???彼の醸し出す雰囲気・・・きっとそうだったに違いない!
ところでこの日、リラックスするために?ちょっとだけ飲んで話したんだけれどね、リラックスを通りこして、世間話っぽくなっちゃって・・・
二人とも、気持ち、ヘラヘラしてます。

joe02.jpg

すみません。反省。でも話は最高!

ドラマー対談、まだたった2人なのに・・・こりゃあ、予想以上におもしろいかも!!!こんなにじっくり話を聞ける機会って他に無いものね!

この先24人、かなり楽しみだぞ!
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2006.12月第4週

この日は、前回のレコーディングに続きEdo-REPORTのライブ収録です。
場所は青山「月見ル君想フ」。
いろいろなセッションの中にバンドセッションとして選んだEdo-REPORT。
ピアノトリオ+ヴァイオリンという編成で、ちょっとプログレッシブな部分がありつつも、メロディアスな曲調がとても気持ちいいバンド。プログレ好きの自分には何とも楽しいんだなー。



とはいえ、変拍子も多く曲も難しいから、ちゃんと「集中!」しないと、あっという間に演奏がコケる。泣
この日も「撮影!」ってことで、ついつい気合いが入っちゃって・・・何か演奏が自然じゃないんだよ。
個人的には、ちょっとだけアルコール入れたりしてリラックスなんていう手段もあるけれど、記録に残る作品が赤ら顔じゃマズい?かな???って思って、この日は飲まなかった。苦笑
何とかライブ無事終了。結果的には、まずまずの出来かな。
気持ち的にはけっこう苦労してたんだけれど、周りにはそうは見えなかったみたい。
ラッキー!

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ドラムにしろ何にしろ、「無」になれたときの演奏って一番いいよね。
いかに「無心」になれるかが大切。
欲は禁物。
とはいえ、常に邪念を取っ払って演奏できるほど、未だ人間が出来てないんだなー・・・オレ。

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何か、これっていろんなことに通じるなー。
「あー情けない。」
またまた反省です。

とりあえず、お疲れさま。収録はまだまだ続きます。

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2007.1月第3週

年明け一発目のドラマー対談収録。お相手はこの人!スピッツの崎山くん。

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JUDY AND MARYを始めてすぐ,TAKUYAの超お勧めバンドだったってこともあって、知り合ったけど、イベントで対バンなんかもやったよ。
マイペースな活動をもう20年も続けているスピッツ。
メンバーの確固たる信念があってバンドも継続できるわけで。彼の話を聞いていたら、バンドが20年続いたことも納得できたし、それどころか、この先ずーと活動していくんだろうな・・・って思えるほどメンバー間の信頼関係がすごいね。
感心してしまった。
そんなマイペース崎山君のドラム好きもかなりなもの!
「自分の腕の先にスティックが組み込まれていて欲しい。」って!?!それって誰にでも言えるセリフじゃないよね。少なくとも,オレの手先にスティックは見えない?ものなあ・・・(ちょっと自己嫌悪。)

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研究熱心っていうことに関してもすごいね。アルバム11枚も!作っていて、次はこうしよう!って、いつでも新鮮に取り組めることって、実はそんなに簡単なことじゃない!
ライフワークって、こういうこと?
好きなだけじゃあやっていけないけれど、好きじゃなきゃやれないよね!
あたま下がります。

ところで、この日の撮影現場は下北沢「Knock on wood」
アシスタントプロデューサー鹿島さんの行きつけの店。

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なかなかいい雰囲気に話も盛り上がります。

さて、この日二人目のお相手は、この男。
湊 雅史

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まだ彼がデッドエンドでプレイしていたころから、ナンダカンだーよく吊るんで遊んでいたなー。(モテルんだコイツが!!!笑)
久しぶりに会ったけれど、彼自身が言う通り、「何も変わっていなかった。」
相変わらず携帯も持っていないし、メールもやらない。
昔、ジョンボーナム亡きあとのゼッペリンに本気で入る!って豪語していた男。
この日もZEPのTシャツを着ていた!!

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話をして、やっぱり昔と同じように語っている彼が嬉しかった。

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音楽に対して、ドラムに対して、本当に純粋で一直線。
「いろんな楽器をやったけど、唯一手こずったのがドラムだった・・・」って!?。
とにかく物凄いドラムを叩くミナト。

正直、彼は天才だと思う。
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2007.1月第4週

ドラマー対談No.5・・・(ここからナンバーを付けることにしよう!)
イエ・モンのアニーです。

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三軒茶屋の和食のお店、「阿川」での収録。(阿川夫妻、お世話になりました。)
何となく、アニーとの対談はこういう和な感じ?って思ったんだよね。

男っぽさ!っていうか、
ここ!というときは力で押す潔さ!?!っていうか、(別に、ドラム叩く時力が入ってるってことじゃなくてね!)
男が憧れる、男のカッコよさをもったドラマー、アニー。
たしかに、イエ・モンも男くさいバンドだったもんなあー・・・
「体育会系」ってアニーも言ってた。
でも、そんな彼の筋肉リュウリュウなボデーは、イエ・モンを終えた後から始めたトレーニングの結果なんだって!意外ぃーでした。

カッコいいぞー。
キラーメイのころは女装してたくせに!(あ、、、失礼。)

デビューしたてのころ札幌で対バンやったこともあったね、、、なんて盛り上がったり、活動休止の東京ドームライブとかもそうだったけれど、同じ時期に同じように突っ走ったバンドのドラマー同士。多くを語らずとも、不思議とわかってしまうこともたくさん。
面白いもんだね・・・
余談だけれど、この対談で着ようと思っていた衣装が、まんまとアニーとバッティング!

そこまで合わせなくてもいいでしょ!

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2007.1月第4週つづき

ちょっと前になるけれど、ドラムマガジンの表紙をドラマー4人で飾ったことがあった。ライデン、孝三さん、向山テツさん。そして自分。
一見、仲良さそうに写っている4人・・・

だけど、実はこれ・・・何を隠そう、合成写真!?!

3人は一緒だったのに、自分だけスケジュールが合わなくて、後から同じシチュエーションでハメ込んでもらったもの!。(その節はお手数おかけしました。謝)
去年、テツさんのお店「ブギーストック」でドラマー新年会をやったとき、テツさんに思いっきりそのことを突っ込まれたっけ。苦笑
しかし!今回は、突っ込ませていただきます。
向山テツさんとのドラマー対談No.6 at New 「ブギーストック」。

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始まったときには、もうすでに出来上がりつつあったテツさん。笑
しゃべり方から仕草から、こう言ったら失礼だけれど、何とも「かわいい。」のです。服もおしゃれ!だしね。
小柄で華奢な様子からは、あのアフターで、でっかいビートをパワフルに叩き出す姿はとても想像つかない!
しかも、ステージドリンクはずぅーっとお酒。いったいどうなってるんですかあ???それって!!!
「ドン・タ・ド・ドン・タって、オレはこれだけだから・・・」って、何度も繰り返すテツさん。(少なくとも10回以上。)だけど、そこに説得力があるのが一番なんですよね、ドラマーは!
だからこそ、カッコいいんです!テツさん!

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さて、、、この日、、、
本当は「ブギーストック」で、もうひとり、酒井麿くんの対談を予定していたのに、テツさんの収録途中あたりから、どうも収録マイクの調子が悪い!
どうやらお店が環七沿いっていうのが原因らしく、ノイズが入りまくる。
オンタイムで登場した麿クンに事情を説明しつつ、結局、収録は延期・・・いきなりただの飲み会になってしまった。(ゴメンね!麿)
飲み会で盛り上がっていると、こんどはバクチク・アニイまで登場。
いやあー、楽しい一日だったー。
けっこうな時間まで飲みましたー。

しかしながら、ドラマー対談・・・最高!
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2007.2月第1週

6人のドラマーとの対談が終わり、「いやあ〜、ドラマー対談って最高!」なんてひとり気を良くしていると、突然、横井さんからダメだしが出た。

横井(以後Y)「公太さん、ちょっと自分のこと話し過ぎです!」
公太(以後K)「???」
Y 「何か質問したあとの、自分の場合はね・・・って、それが長いです。」
K 「・・・」
Y 「公太さんが話すところは他でたくさん作りますから、ここは我慢して相手に話させてください!」
K 「・・・ハイ。。。」
まあ確かに普段から聞くことよりも聞かれる方が多い立場だし、
すぐ自分のことを話したがるのは、自己主張あってのミュージシャンの性。
(弁解)
でも、今回はホスト役だからね・・・我慢、我慢。(ちょっと反省。)

横井氏さらに、追い打ち!

Y 「それから相手が話すことを先に言ってしまわないでください!」
K 「???」

Y 「新人のアナウンサーがよく陥るケースと同じですよ。」
例えば、マラソン大会の参加者のインタビューで「辛かった!でも頑張りました!」っていう言葉を収録したいのに、なかなか言ってもらえないから、
自分から「辛かったですか?」って、つい聞いてしまう。

答えは・・・「ハイ。」

「でも頑張りましたか?」・・・
答えは・・・「ハイ。」

何とかして相手にうまく言わせなければならないのに、自分で先にその答えを言ってます!!

K 「えー???」「・・・」「???」「・・・」

かなりショボーン〜です。

 

そんな訳で、ホストの難しさをひしひしと感じながら、7人目のドラマー対談へと向かうのであった。
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2007.2月第2週

この日の対談は、ジャズドラマー猪俣猛先生。
なんで?どこで?どんな知り合い?って思われる方も多いだろう。
実は、初めて自分の進路相談にのってもらったプロドラマー。
高校3年のとき、すでにプロになることしかアタマに無かった自分。進学?なんてもう、どうでもよくって、ひたすらドラマー目指して一直線だった。
困った親父が当時知り合いだった猪俣先生に、何とか止めさせてもらおうと相談したって訳。
その時のことはあまりよく覚えてないんだけれど、確か目黒かどこかで会って「そんなにやりたいんならうちの学校(RCCドラムスクール)においで!」って言われたのかな。多分、他に巧いヤツをイッパイ見たら諦めるだろう!くらいに思ったんじゃないかな。事実、スクールじゃ一番ヘタクソだったし、ジャズスクールだったからひとり浮いていたのも事実。
結局、スクールには3年くらいしか通わなかったけれど、猪俣先生のライブは結構見に行った。ニューヨークのアポロシアターでのライブにまで、くっ付いて行ったっけ。
当時から猪俣先生の気合い入ったドラムには、ジャズとかロックとか、そんなカテゴリー関係ない!って思わせるスゴいパワーがある。
この日、本当に何十年ぶり?でお会いした猪俣先生。御年70歳。

inomata01.jpg

優しいんだけれど、相変わらずキビシい口調で、
「公太!お前がこういう企画でドラマーの歴史を後世に伝えていかなくちゃいけない!って、オレは前々から言おうと思っていた!」っていきなり言われて驚いた。
でも嬉しかった。
昔も話してくださったけれど、10代の時にドラマーとしての人生設計を10年刻みで計画して、それをすべて計画通りに実現してきた!?!って。
本当にそうなのだから信じられない!(オレには無理だー。)
それだけ、自分に対してキビシい!ってことだよね・・・練習量だってハンパじゃないハズ。何よりも、人としてちゃんと一本スジが通った生き方はマジでカッコイイ!です。
とにかく、ひとことひとことに説得力があって、本当に有り難かったです。
また遊びに行かせてもらいます。

収録が終わって移動中・・・
ふと、思った。
やっぱり生き方のカッコいいひとはモテルよな。
猪俣先生もそう。

むかしから・・・モテル。
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2007.2月第2週続き
さて、次なる対談の場は、渋谷KEY楽器4Fドラムフロアー。
直球といえば直球だけど、でも、まさかドラマー対談を楽器屋さんのドラム売り場では普通やらんでしょう!しかも営業中に!?!
よくオーケーしてくださいました! KEY楽器さん。太っ腹!
お客さん、お騒がせしました。
と、いう訳でディスプレーされた何百枚!ものシンバルの前で始まっドラマー対談。そのお相手は?元祖100点セット!‘そうるとうる’さんです。

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ジャングルのようなセットのなかでガンガンに叩きまくる‘とうる’さんを、初めてライブで見た時、正直
「何ジャーこれ!」って思ったよ。凄まじいソロももちろんだけれど、こんなセット、アリ???っていうくらい’THAT’S要塞’だった。
何年か前に、あるイベントで‘とうる’さんと対バンになって、最新のジャングルセットに座らせてもらったけれど、キレイに隙間無くセットされた、ありとあらゆる楽器の装備は、まるでF1のコックピット。ところが、この‘とうる’さんのセット・・・‘とうる’さんが叩くといい音なのに、オレが叩いても、ゼンゼンいい感じに鳴ってくれない。そういえば昔、レコ・スタでも同じ経験をして、ずっと腑に落ちなかったんだよね。でも今回‘とうる’さんの話で、問題がやっと解決!
このセットは‘そうるとうる’のためにセッティングされた、‘そうるとうる’にしか操れないマシーン。だから他の人が乗っても良いタイムは出せない!だって。
「なるほど!」くるま好きの‘とうる’さんらしい説明でした。
‘とうる’さんのドラム研究はマジすごくて、独自の理論で、生からエレドラから、隅々まで知り尽くしてる!って感じ。
こういうチューニングをした時、どういうマイクでどういうふうに録ると、スピーカーからはこんな感じで出てくる・・・みたいなノウハウから始まって、この曲はkeyが○だからBDのkeyは○にしよう!とか。
オレなんか「へぇ〜!!!」って感心するようなネタの連続。
プレイだってそう。
機械相手に何セコンド単位でスネアのタイミング勝負したり・・・
ただただアンビリーバブル。
でも、そんな知識をいつでも親切に、しかも的確に伝授してくれてしまう
‘とうる’さん。
とってもいいアニキなのであります。

soul02.jpg

ドラムだけじゃなくても、いろんなことにいつも一所懸命な‘とおる’さん。
‘そうるとうる’にこだわっていたら何も出来ない!って言い切って、いろんなジャンルのいろんな音楽を完璧にプレイする。

さすが、これが‘そうるとうる’流。
スゴいです。

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2007.2月第3週

ドラマー対談も着々と進行する中、この日は待望のドラムのソロ撮影です。

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ドラマーはドラムを叩いてナンボ。これは決めておかないとね!って、ひたすらやる気満々。スタジオコクーンのブースにセットしたマスターワークス・マジョーラもキラリ!

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‘とうる’さん流に言えば、これぞオレのためにセッティングされた世界で一つのマシーン!か。

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何だか今日は、みんな気合い入ってるね!
ドラマー撮影には日本一うるさい?映像ディレクター 横井さんの
ダメだしもいつになくキビシいよ。
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ベイシックなリズムやソロを着実に収録していく
エンジニアの藤村さん。
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そりゃ、チェックも真剣でしょ。

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でも、もうちょっとリラックスも必要?
それは判るんだけど、人の気も知らないではしゃぐ鹿島さん。

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いやあー、うちらスタッフに恵まれてます。感謝。感謝。





順調に撮影は続きます。

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とりあえず一生懸命な人。

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楽しんでる人々。

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さらに撮影は続きます。

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やっぱり一生懸命な人。

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そして楽しそうな人々。

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こんな感じで撮影は夜中まで続きます。

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が、さすがに一生懸命も限界にきた人。

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と、いう感じで、無事撮影終了!
さて、、、この日のドラム、DVDになったらどんなふうになるんでしょう?
楽しみなような、恐ろしいような・・・

みなさん、お疲れさまでした!
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2007.2月第3週続き

ドラム収録の合間をぬってドラマー対談パート9。
お相手、ドラマー&チューナーの2足のワラジをカッチリやり倒す男、
‘小関ちゃん‘こと小関純匡氏。


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実際、彼ほどキチンと2つの仕事を両立してる人って他にいない気がするよ。ドラマーとして本当にいろんな人とやってて、最近は、自分もチューナーでお世話になって、楽器の面倒も見てもらってる。ここコクーンの倉庫は彼の秘密基地って感じかな?
彼のスケジュールを見たら、真っ黒で目が点になるよ。笑
小関ちゃんのプレイするドラムはとっても温かい。人柄も温かい。だからなのか、昔から女性ボーカルの後ろで叩くことが多い。チューナーとしても、一生懸命良い音を追求してくれる。ドラマーだから同じドラマーの気持ちを判ってくれるっていうのはポイント高いし、現場で一緒に音作りに取り組んでくれることでドラマーに安心感をあたえてくれる。
これって本当に素晴らしいよね。
対談の中で「良いドラムの音を世代を超えて伝えていかないと・・・。」っていう彼の言葉が何よりも彼の人柄を物語っている。

本当に、ドラム、好きなんだね!‘小関ちゃん!’

KOSEKI02.jpg
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2007.2月第4週

セッションパート2。ギタリストと2人でセッションするならヤツだろうな!って。
そのゲストのせいか?今日は収録スタジオの空気も何となく緊張ぎみ?
まあ、判らなくもないか・・・

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このセッションのためにアシスタントのカズマが必死で組んでくれた
V-DRUMスペシャルラックバージョンも完璧。

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こんなセット、見たこと無いでしょ?

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チェックしてるオレの顔もメイク完璧?

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っていうわけで、タクヤと2人での演奏は始まった・・・

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最近もレコーディングに呼んでくれたり、飲んだりしてるから久しぶり!ってほどでもないんだけれど、こうやって改めて一緒に音出すと、何か不思議だね。
ずーっと一緒にやっていたから自然といえば自然。でも、改めて思った。
やっぱタクヤ・・・カッコ良いわ。
いろんな才能をもっているけれど、その中でもギタリスト・タクヤが
オレは一番好き。

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セッション後の対談では、またもやダメだしでイジメてくれたよ。
あいつは、いつでもそういうヤツ。ホント、やられるわ。苦笑
でも、一緒に音出せて良かった。
照れくさいけど、何か嬉しかった。
ありがとう!

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2007.2月第5週

ドラムパート、タクヤ・セッションを収録し終えて、やっと本題に踏み込めた感じ?
エンジンがかかってきたところで、引き続き、ドラマー対談です。

今日は野外ロケ!
ギリギリまで天気が心配だったけれど、そこは晴れ女、鹿島さんパワー?で結局はこんなよい天気!!

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ミュージシャンタイムからしたらちょっと早めの集合時間も何のその!?!
気分は上々。

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多摩川の土手沿いにある隠れ家的レストラン「TOKIO Plage Lunatique」前での収録です。

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こんなシチュエーションで対談のお相手は、彼!
元LUNA SEA の真矢です。

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LUNA SEAのころから、自信に満ちあふれたプレイとパフォーマンスには一目置いていたけれど、話を聞いてなるほど!って。
雅楽だったり、和太鼓だったり、いろんな経験から身に付いた、いかに集中して一打一打を表現するかってこと。しかも、基本は「無」なんだって。そこに対してストイックっに取り組んでいる彼のプレイには迷いが無い!邪念が無い!
オレなんか、いまだに邪念だらけ・・・苦笑
カッコイイね!「シンヤー!」

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クルマもカッコイー!



さて、午後になって少し肌寒くなってきた頃、自慢のビッグスクーターで登場したのは
元La'cryma Christi
レビンです。

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クラシック・ロックジャムでも一緒だったけれど、小さなカラダから大きなビートを叩き出す
レビン。
ドラムを始めてすぐに決めたんだって・・・「オレはこれでプロになる!」って。
しかも、ドラムを持ってなかったから2年もシャドウドラミングだけ!
カッコイイ!て思うことに素直に、しかも頑固にこだわって追い求めて来た結果、
あんなにCOOLでカッコいいビートとパフォーマンスを自分のものにしてしまった!
でも、今だに「こんなんでいいのかな?」って思いながら、シンプルな基本練習に一生懸命取り組んでるっていうんだから・・・
その一途さ、純粋さが何とも「カワイイ!男」だ。

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ところで、
ドラマーはバイクやクルマにコダッワている人が多い。確かに・・・自分もね。
それも自己表現?
だから収録には、なるべくみんなのコダワリの愛車に乗ってきて!ってお願いしたんだ。

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さて、この日の対談はまだまだ続くぞー。
いざ、次の現場へ!

すっかり日も暮れたころ、コダワリのバイクで登場したこのオトコ。
アンセムの本間大嗣くん!

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彼のバイクも何とか撮影したくて、わざわざガレージを借りたんだよ。
(ありがとうございます!河合さん!)



彼と初めて会ったのはニューヨーク。EZOで向こうに住んでいた頃。
知り合ったときから、すでにアメリカンだった!?!
デッカい音、デッカいセット、そして何よりデッカいノリ・・・

カラダに染み込まないと良いドラムが叩けないって、同感!
歌が好き、メロディーが好きだって,同感!
自分のビートでメンバーがノッて、お客さんがノッて、エネルギーが帰ってきて・・・そんなライブが楽しくって好きだって、同感!
スピード、メカニカル、ドラムってバイクやクルマに似てるよね!って、同感。
こんなに感じてるところが似ていても,ぜんぜん違うドラマ−同士。
オモシロイね!

honma02.jpg

こうして3人のドラマーとの対談も無事終了。

実は川沿いの撮影が予想以上に寒くて・・・
ガレージの中は楽勝?なんて思っていたのに甘かった!
底冷えして寒い寒い。
でもそんな状況でも、みんな熱く語ってくれてホント嬉しいよ。

ドラマー対談、まだまだ続きます。

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2007.3月第2週

ここまでで12人のドラマーとの対談が終わったんだけれど、、、
え?まだ12人か。予定は26人・・・
ドラマー対談、予想以上に面白いけれど、実は意外と凹む。
あまりにみんなの突き抜けた信念を聞いていると・・・
じゃあ自分は? どうなの?って考えちゃう。
「オレ、ぜんぜんダメじゃん!」とか思ったりして。
これも修行かな・・・苦笑
とりあえず、下がっている間もなく、さらに対談はバシバシ続くのでした。
13人目のドラマーはすでにここ、三茶Devorahに到着してました。

muraishi01.jpg

オレ,ちょい遅刻です・・・スミマセン。
今や,売れっ子ドラマー村石雅行君。
学生の時、彼はウチの姉貴の同級生だった。
だから、ずっと、オレのことを公太!って呼んでた。弟だから。
でも、実は姉貴は大学2こ目だったから、オレの方が年上。でも、昔から公太!だから、今さら変えられない。
別に大した問題じゃないんだけど,ちょっとだけ気にしてたみたい。笑

muraishi02.jpg

たぶん、今一番仕事してるドラマー。ドラム職人。
技巧派・理論派・武闘派?
パンクが好きで有り余るエネルギーを放出するためにドラムを始めたにもかかわらず、神保彰を目指して、何故か芸大に入る・・・って、本質的には勘違い男?
あ、、、ゴメン。
でも、その細かーいところまで神経がいきわたった彼のプレイは、何度見ても、あたま下がります。まさに職人技!?!


muraishi03.jpg






屋外での対談撮影は気が散ることもたくさん。
クルマの騒音、通行人のリアクション、(いきなりカメラの三脚に蹴つまずく人!とか。)
と、いうわけで,二人目は屋内にしよう。

ここのところ毎年サマードラムスクールでも一緒で、パワフル?なんて言葉はもはや通りこし・・・スゴいエネルギーをもったドラムをたたく。
おそらく、もっとも多くの人の前でドラムを叩いたオトコ!?!
TOSHI NAGAI。


nagai01.jpg

ずいぶん前にドラムマガジンの紙上で対談したことがあったけれど、その時、
長期休暇があったら何をする?って言う質問に、
彼は,「ニューヨークに武者修行に行く!」って。
オレ「海外でバカンス・・・」ダメだこりゃ!
それくらい、彼は好きなドラムを追求してる。
「表現したいことを人前で発表して、自分自身にその反応が帰ってくる。こんな気持いいことをもっと広めないでどうする?」って、クリニックもたくさんやってる。ドラム伝道師・・・。
何十万人の人に自分の音をとどけよう!って、身をもって経験してるだけに彼の言葉には説得力があるよな。
音を出すってことの責任・・・

最近,忘れてたかも。

nagai02.jpg

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2007.3月第2週続き

ドラマー対談どんどん行きます!



お相手は元BOOWYの高橋まことさん。

makoto01.jpg

前々から一度ゆっくり話を聞かせていただきたかった!
と、いうのも、自分がBOOWY とJUDY AND MARYを何となく比較対象していたから。
確か,バンド解散の時にメンバーでこんな話をしていた。

「俺たち、BOOWYくらいカッコいい終わり方かな?」って。

解散のタイミングとか、カッコ良さとかには結構こだわっていたからね。
それともうひとつ、安全バンドの頃とBOOWYに入ってから以降のまことさんのプレイが変わっていった経緯も聞きたかった。
そこにも、自分と似たものを感じていたから・・・



さて、
渋谷のど真ん中の和風居酒屋に登場したまことさん。
まことさんって、いつでもテンションが変わらない。
もう何年も前だけど、始めて会ったその場から「こうた!」って、すごく一生懸命に話をしてくれた。あれから、そんなに何度も会ってはいないけれど、この日のテンションもいつも通り。
経験談や失敗談などで、何度となく笑わせてもらいました。


makoto02.jpg

「日々、与えられたことをしっかりやって、美味しいお酒を飲む。」
「それでいいじゃない?」って、実にシンプル。
言うのは簡単だけど、なかなか実行できないですよ!
「ドラムでは若い奴に負けない!」ってバンドのドラマーにこだわる
まことさん。カッコつけなさがカッコイイ!!!
自然体ってこういうことか?


makoto03.jpg

もちろん、BOOWYのころの話もしっかり聞けたよ。





今週はなかなか凄いペースで対談がすすむ。
続いての登場は元爆風スランプ、ファンキー末吉さん。


funky01.jpg

今や,中国で最も有名な日本人ドラマー。最近では、北朝鮮にまでロックを教えに行ったり、、、まさに旅人ドラマー。
(この日の対談もスケジュール合わせるので大変でした。)

自分はパールのモニターをやっているけれど、実はパールドラムを紹介してくれたのがスエヨシさん。以来パールさんとも20年以上のお付き合い。
だいぶ前、スエヨシさんに「何でそんなに中国にハマってるの?」
って聞いたことがある。
するとスエヨシさん、「この本を読めば判ります。」といって彼が書いた
「大陸ロック漂流記」という本をくれた。
面白かった・・・
彼にそう言うと、「君も中国にいくか!?!」ってことで、なぜか一緒に四川省を旅することになった。
たった1週間の短い旅だったけれど、今でも忘れない珍道中・・・
最後にたどりついた北京で発熱して、たった4時間で日本に戻った時はまるで夢から現実の世界に舞い戻ったような感覚だった。もちろん悪夢からね。
(苦笑)
それくらいオレにとってはキビシい?国に、今も住んでいるスエヨシさん。
(失礼!)
「ドラマーとして評価されたい。」
「純粋に自分をドラマーとして認めてくれるから中国にいる。」
スエヨシさんは、自分に正直に生きている。やりたいのはロックミュージック。
カッコじゃなくて、未開の地に切り込んでいく彼のイキザマがロック!
最近じゃ,満足するドラム、こころのこもったドラムを演奏するために酒も我慢するし早く寝るらしい。 これもロック!か。


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2007.3月第2週
続き〜その2


晴天の葛西臨海公園。
平日の午前中ってこともあって人もまばら・・・駐車場もガラガラ。
初めてきたけれど、何てデッカい観覧車!

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こりゃあ確かにデート気分だわ・・・


まもなく登場した本日のお相手、SHOW-YAのミッタンこと角田美喜さん。
ブルーのピックアップワゴンから颯爽と登場・・・いきなりカッコ良過ぎ!

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今回の対談で、唯一の女性ドラマー。(深い意味はないのだが・・・)
たまたまね。他がオトコばっかだったってこと。
そういう風にオトコだオンナだを意識してるから、自然じゃなくなってしまうのか。
ミッタンにも言われた。「最初からオンナだから、特に女性ドラマーって考えたことはなかった・・・」って。確かにそりゃそうだ。

実は、むかしはオンナの人がドラムを叩く姿が、正直、好きではなかった。
スネアをはさんで、ドッカと股を開くスタイルがどうしてもね。
(個人的ですみません。)
最近は女性ドラマーも増えたし、女性ならではの良いドラムを叩くから、
むしろ好感を持ってます。実際、ミッタンと話をしていて,カッコいい!って思ったものに憧れて自分もそう成りたいって・・・

そういうのってみんな一緒だものね。

「ドラムは生活の一部。」
そう言い切ってしまうミッタン。
ファッションもクルマも、もちろんドラムセットにも彼女のコダワリがイッパイ。
とにかく見せることには命かけてます!
だってSHOW-YAのドラマーだもんね。
普段あまりおしゃべりは得意じゃないって言いながらも、ひとことひとこと、じっくり考えながら一生懸命話してくれたミッタン。とってもステキなドラマーでした。

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ところで、撮影中またまたハプニング!?!
駐車場の管理人さんに撮影のことで注意されて・・・
結局、場所を移動することに。
撮影機材のセットには結構時間がかかるから、撮影スタッフもガッカリ・・


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めげずにさらに歩いて公園の奥へ。
ラッキーだったのは、最高なお天気!海沿いの景色はさらに気持ちいいよ!
遠くにはこんな景色まで。


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何だかとってもデートコース!
心地よーく撮影、無事終了!




都心に戻るのに、さほど時間はかからなかった。
次のお相手はもう恵比寿まで来てるし!
雑居ビルの地下、bar-UNDERBARで、待ってるよ、悪魔が・・・


世を忍ぶ仮の姿で登場したライデン湯沢氏。


raiden02.jpg


自分とデーモン小暮閣下が高校の同級生、、、っていう有名?な話?もあって、ライデンとも、彼らが悪魔の姿でこの世に出現したとき以来の付き合いだけど、今日はいつになく精悍な印象!?!
そういえばマジメなドラム談義は始めてかも!
悪魔とはいえ、ドラム大好き。

今も,始めたころと同じ気持ちでドラムに接している悪魔。

バンドのオリジナルドラマ?であることに喜びを覚える悪魔。

後ろからフロント悪魔マンを暖かく見守る悪魔。

ドラムを叩くことが何より好きな悪魔。

ドラム好きな悪魔にシンパシー!?!

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2007.3月第2週
続き〜その3

悪魔と別れた後、こんどはあるオトコの自宅作業場へ・・・
彼は,夜な夜なここで実験を繰り返している。
ビート・・・
グルーブ・・・
ニュアンス・・・
彼の研究は、一般の人から見たら、もう理解の範疇をはるかに超えた域まで達している。
彼の名は太田明。
元筋肉少女隊のメンバーである。


ohta01.jpg

こんなドラマーは初めてだ。学者?哲学者?
練習なんて次元ではない。
彼はドラムを分析している。
「ビートのへそになりたい。」
そのために考える。考える。考える。
実験を繰り返す。繰り返す。
スゴい!スゴすぎる!
オレの一番足りない部分である。
もちろん、研究の目的は人類を楽しませるため。
人を踊らせるため。でも、彼自身がその研究を一番楽しんでいるのも事実。
うーむ。
太田明・・・ただ者じゃない!


ohta02.jpg



ここで、また裏話。
これは驚くよ!
実は、筋少の太田君・・・
今回のDVDの映像ディレクター横井氏の実の弟!!!
横井氏を紹介してくれたのも太田君。
横井氏曰く、「弟の方が後からドラムを始めたのに、あっという間にウマくなってデビューしてしまった!!!」。
それは彼が仕事の方向転換をしたきっかけでもあったらしい・・・
でも、だから、今の映像のプロフェッショナル
横井氏が存在するのも事実。
人生、何がどうなるかは蓋を開けてみないとわかりません!


ついでに、おまけ・・・
太田氏の部屋の壁にこんなギター発見!(隠し撮り失礼。)


ohta03.jpg



ヘッドにはこんなお茶目なロゴが!

ohta04.jpg


特に深い意味はありません。

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2007.3月第4週


さてさて、ドラマー対談もいよいよ佳境に入って参りました。
20人目の登場です。
今までいろんなドラマーと話をしてきて、みんなそれぞれのこだわりを持って頑張ってきたことは良ーくわかったけれど、そんな中でもこの人。
ある意味「こだわり度数」は一番?じゃない!?!
宮脇”joe”サトシ。


joe001.jpg


オレがやっとドラマーとして仕事をし始めた時、すでに誰もが認めるトップ”ロック”ドラマーだったJOE(年下なのに!?!)。いろんなバンドに関わってきたけれど、
彼はとにかく生き方がハッキリしてる。
B型。
「好きなものは、とことん好き!」「そうでないものはどうでもいい・・・?」
音楽しかり、ドラムセットしかり、そしてクルマもね!
という訳で、彼のこだわりのロータスをどうしても登場させたくって、わざわざ普段からお世話になってる崎山自動車さんのガレージを借りてしまったよ。


joe003.jpg



クルマ業界では有名なエンジニア崎山さんも認める、彼のエスプリへのこだわり。

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だって・・・20年、同じクルマに乗り続けられるかい?
この罰ゲームみたいなクルマに!(Joeが言ったんだよ。笑)


joe004.jpg



実はね、マジメにドラム談義をするのはこの日が初めて。
改めて話して感じた彼の自然体・・・「プロドラマーになったことで目的は達成してる。あとはどこまで自分を維持できるか・・・」なんて、サラッと言ってしまう。自分の理想型を頑固に求めて、努力し続けるオトコ。

オレもクルマは好きだけど・・・まだまだゼンゼン甘いな。
Joeに会うたびに思う。
自分の大切なものをもっともっと可愛がってやろう!って。




あれー???何だかクルマのはなしばっかりになっちゃった?
でもね、クルマ選びで人間が出てくるから・・・
ロータスはホントに好きじゃなきゃ無理だね。
でも好きなだけでも無理だね。
それだけに魅力的・・・


joe0006.jpg


それを乗りこなすオトコもね。

joe002.jpg

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2007.3月第4週続き


さて、、、
ロータスを前に、ついつい子供に返ってしまっていた自分を取り戻しつつ・・・
次の現場、西麻布へ。

「mengelmoes」に、前回機械トラブルで対談延期になっていた酒井麿くんに再登場してもらったよ。


maro01.jpg

隠れ家のようなこの店のカウンターに座って、彼と話をしていると、不思議と落ち着いた気分になってくる。ヒトそれぞれの役割ってあるんだろうけれど、この安心感も彼の役割?

「リズム伝道師。」
叩く楽しさをみんなに伝えたい。
楽しくなることはとことんやりたい・・・by酒井麿



本当にリズムを楽しんで、その楽しさを伝えたい、共有したいって思ってプレイしている麿ってステキだよ。彼が活動しているドラムサークルでは彼自身、生き生きしてるもの。
そんな楽しい波動が伝わるのか、ドラムサークルは、今やどんどん大きな輪になっているのも事実。
ドラム、パーカッション、すべてのリズム楽器、いや、、、楽器が無くたってリズムを発することのできるあらゆるものを使ってビートを発することが、人間の躍動であり、生きてるってことの証だって!
そこまで考えるかー!?!
でも実は、そんなクリミティブな楽器に自分も関わっているんだな・・・って
改めて教えてくれた。
ありがとう。


年に何回かドラマー飲み会なんてことをやったりしているんだけれど、言い出しっぺはオレと麿。結局、俺たち、そういうのが好きなんだね。


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2007.4月第1


4月に入って、ドラマー対談はいったんブレイク。
DVD本題のセッション。中でも、これが一番のメインセッション!になるだろう
「ひとりセッション」をやることは、もう決まっていた。
しかもライブで!


tirashi.jpg


たったひとりでライブなんて、もちろん今までにやったことが無い。
一応、セッションの内容はある程度決まっていたからライブ決行!ってことになったのだけれど・・・


ハッキリ言ってドキドキものだ。
で、その内容は?


当初は、お客さんにも参加してもらって、生ドラムとV-DRUMを時間差で収録、それをスクリーンに映して一緒に演奏する・・・要はバーチャルひとりセッションみたいなモノを収録しようという企画だった。
曲も何曲か作って準備を進めていた。
ところがね・・・

準備が進めば進むほど自分の中で「どうなんだそれ?」って。
「この究極の予定調和・・・それって楽しいか??」って。
「ハッキリ言って、それってオレがやることじゃないでしょ???」みたいな。
どんどんつまらないモノに感じてきた。
ライブハウス、PA,スタッフ打ち合せなんかも終って日程はどんどん迫ってきてるのに・・・

でも、こういう時ちょっとでも「???」って思ったらもうダメだね。

「ヤーメタ!」「ヤメヤメ!」「企画変更!」
「横井さん、すみません・・・企画変更したいです!」

そりゃ、横井ディレクターだって「???」でしょ。
「ここまで話進んでいるのに?」って話でしょ。


マジで時間無いんだもの・・・


でも、横井さん、「オーケー!」って言ってくれた。
「公太さんのやりたいことをやってください!」って。


オレ、「ありがとうございます。」って言って嬉しかったものの、
内心は


「ヤバいよ!このままじゃ・・・」


「だって何も決まってない。」


ちょっとだけ泣きが入りそうになった。

ところがね、こういう時、救いの神がいるんだよ。
いつも助けてくれる人が。
もう何年も一緒にテクノ・ユニットとしてライブを手伝ってくれている白石クン。
また今回も良いアイデアを出してくれた。
ただし、いつものようにキッカケだけ・・・苦笑

「ライブですから!」
「人がやってないオモシロいことをやってください!」
「どうやったらライブでひとりオモシロいセッションができるか、自分で考えてください!」
「まずは、ドラムセットから考えてみては?」
「形から入るのって大事ですよ。アイディアが沸くかもしれない。」
「自由に楽しめて・・・」「好きに叩きまくる!」
「とにかくライブですから!」
「合宿でもしてみたらどうですか?」


結局、キビシいんですよ、いっつも・・・半泣き。「ヤバいよ!このままじゃ・・・」
「合宿だ、合宿!」 「まずはセットを考えよう!」



ハッキリいって、白石クンの言いなりである


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2007.4月第1週続き


とにかく何でもいいから合宿だ!こもるゾー。
でも、いったいどこに???

まず思いついたのは合宿の定番、山中湖。河口湖。
でも、合間に他の仕事だってあるし、あまり遠い場所だとちょっと問題がある。
しかも、調べてみて判ったこと。


合宿所って意外と高?い!


DVDには予算ってものがある。
うーん!こりゃあ困ったぞ・・・



でもね、こういう時も、救いの神がいるんだよ。
いつも助けてくれる人が。

つのだ☆ひろさんの学校ワイルドミュージックスクール・・・
以前にも個人リハで何日かスタジオを使わせて貰ったことがあった。

「これは、ダメもとでお願いしてみよう!」




ひろさん・・・


やっぱり救いの神様がいた。


hiro.jpg

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2007.4月第2週


合宿を始めて2週間が過ぎた。
ワイルドミュージックスクールのメインレコーディングスタジオにセットされた
巨大な360°ドラムサークル・・・


wild01.jpg



時折見学に来る人たちはみんな目を丸くする。


「いったい何をやってるの?」


「いやー、、、いろいろありまして・・・」


顔はすっかり痩けていた。




ドラムサークルの横には、毎日ちょっとずつ溜まるゴミの山。

だいぶ前からスタジオの鍵も預けられていて、今やすっかりここの主である。

それでも、時間に余裕は無かった。



ライブまで、あと数日。

やるしかない・・・


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2007.4月第3週

「ひとりライブ」の収録の日が来た。
とにかくまとめた。4曲!
これでライブだ!


live_drum01.jpg





約40分のワンマンステージ。

live_drum02.jpg




マニピュレーター白石クンとVJの稲葉さん。

live_drum03.jpg

live_drum04.jpg






最強!の布陣。
ここまでくると、開き直り?
怖いモノ無しだった。


live_drum05.jpg






そのあとは、サックスTAGとの即興セッション。

live_drum06.jpg





応援団長サクラも来てくれてる。


live_drum07.jpg


スタッフも勢揃い。




嬉しいね。
救いの神はたくさんいるもんだ。


ライブは大成功だった。

live_drum08.jpg





涙が出そうだった・・・

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2007.4月第4週


ひとりセッション&サックスTAGとのセッションの収録を終えてから、しばらく
何もできなかった。
あまりにエネルギーを使ってしまったため、ほとんど呆然としていたから・・・
しかしながら、この日のライブ撮影で今回のDVDに何か手応えを感じたのは
確かだった。

数日経って,横井氏からのメール・・・

「改めて,残りの収録の打ち合わせをしましょう!」


と、いうわけで、横井宅に集合。
現段階の映像をチェック!


Meeting01.jpg


「あ-あ、、、もうちょっとできたはず・・・」なんて、ついつい採点はキビシくなる。


Meeting02.jpg


「この葛藤は、完成まで続くんだろうか・・・???」




とにかく、残りのスケジュールをひとつずつ確実に撮っていこうよ!


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2007.4月第5週


ドラマー対談再開!
残るは、あと5人。
今日は凄いよ!


トップバッターは、つのだ☆ひろさん。


hiro001.jpg

初めてひろさんのスクールに顔を出したのは,もうかなり昔。
いろいろと相談にのってもらったのが始まりだった。


当時27歳。それまで、ただガムシャラにドラムを叩いてきた自分。
それが・・・
何日か続いたレコーディングの途中、突然、カラダがいうことを聞かなくなった。

朝、目は覚めているのにカラダが動かない!
全く起き上がることができない・・・!?!

そりゃー焦るよ! いったいどうしちゃったんだ!??って。



結局、原因は全身の筋肉疲労。
何も考えずに、ただひたすら叩きまくっていたから、カラダが悲鳴をあげたんだね。

ちょっとショックだった。あまりに突然だったから・・・

で、友達のドラマーに相談したら、ひろさんを紹介してくれた。

初めて会ったツノダ☆ヒロ!!!


初対面のオレに、ひろさんは「ドラムを演奏する!ってことがどういうことか!」ってことを一生懸命説明してくれた。

オレ、、、とにかく、一生懸命話を聞いた。


あの時から,もうお世話になりっぱなし。
最初のうちは気安く話することも出来なかったけれど、
何年もサマードラムスクールとかに参加するようになって、だんだんゆっくり落ち着いて話も出来るようになったよ。

この日の対談、ひろさんがドラムを始めた頃の話から、いまの学校のことまでたくさんの話を聞いた。
改めて,ひろさんのキビシいー面を見た気がした。

「優しさゆえのキビシさ」を。

オレは、ひろさんのドラムが好きだ。
あたたかいドラム。
それって、それを演じている人間が好きだってことだと思う。
人間が音に出るから。


話をして、いろんなことが納得できた。(詳しくはDVDを見てね!)



オレも頑張ろー!


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2007.4月第5週続き


しばらくすると次の対談相手サクラが登場。

sakura01.jpg

先日のひとりライブのときも応援に駆けつけてくれたし、
夏のサマードラムスクールでは最終日の宴会部長として迷コンビ?を組んでいる
仲である。


ここのところ、ライブ活動よりもプロデュース業が多くて・・・
とぼやいていたが。

サクラってとってもマジメなやつです。
まあ、みんなマジメにドラムに取り組んでいるのだけれど、
サクラの場合、それにスゴークが付く。
とにかくストイック。
チューニングの研究にしても、そう。
他の楽器もそう。
音楽の勉強もそう。
とことんやる。

細かいところまで一生懸命考える。

そんなサクラ・・・
いろんな形で音楽に関わっていても、自分の表現手段としてドラムっていう
楽器が無いと多分、生きて行けないんだろうな。

オレも同じかも。


sakura02.jpg


この日の対談はヒロさんが校長であるワイルドミュージックスクールですべて収録させていただいた。
しかも、それぞれに部屋をちゃーんと用意していただいて。
サクラと対談した和室の部屋なんか、ヒロさんが直々にインテリアコーディネート!ワイルドのみなさん。ほんと、、、お世話になってます。
ありがとうございます。


ワイルドミュージックには、いろんなミュージシャンが集まる。
日本人もそうだが海外のいろんな人たちも。
スクールの一室の壁には来校した記念のサインがいっぱい。

そのまえで、この日の記念撮影を。

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2007.4月第5週続き2


でもって、この日のトリは同い歳ドラマー、BUCK-TICKのアニイこと、
ヤガミトール参上。


BTAnii01.jpg

さすが貫禄!
20年以上、今も変わりなく、かっこ良くバンドやってる自信だろうな。
バンドがデビューして物凄いことになっていた頃からよく遊んでた。
改めてドラムの話をするのは、最初ちょっと照れくさかったけどね。
それに、いつも飲み屋で会うことしかないから、実はメイクしたアニイに会ったのは
初めてだった!
ちょっとだけ驚いた。
間違いなくバクチクのドラムの人だったから!
それでも、話をはじめたらやっぱりひとりのドラム好きなドラマー。
ラディック収集家としても有名?
いろんな話をアニイ節で語る・・・それが何ともユーモラスで面白い。


BTAnii02.jpg



彼のビートがBUCK-TICKの屋台骨であることは間違いない。
それだけ重要なポシション。


やっぱり、ドラマーってカッコいいじゃん!


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2007.5月第1週


DVDの企画を立ち上げてから、すでに半年以上が経過した。
バンドのセッション、TAKUYAセッション、ひとりライブ、TAGセッション、
ドラムソロの収録・・・そして、無謀な提案だった26人のドラマーとの対談。

ここまでのところ、収録内容にはかなりの満足度は感じていた。

でも、これが果たしてどういう作品に仕上がって行くのか・・・

ほんとうに自分が思い描いているモノに仕上がっていくんだろうか!?!

それにしても、何より不安だったこと・・・
明らかに当初の予定よりも遅れている。

時間の経過があまりに速い!

本当だったら,もうとっくに編集に取りかかっていてもいい時期なのに、、、

このままじゃ、夏発売は不可能だ。

しかも、予算も底をついている・・・



仕方なく横井さん宅に向かった。

いつもと変わりなく、横井さんはテンション高かった。

「ドラマー対談もあと二人ですね!」「そしてストリート!」
「ついに来ましたね。大洲目ですよー!」

切り出し辛かったけれど、話した。

公太「予定していた収録の残り、次の対談を最後に、終了しましょう!」
「残ったあと二つ予定は・・・諦めましょう。」

横井 「???」「・・・」

公太「実はもう、時間も予算も無いんです・・・」

横井「でも! 最後の対談とストリートセッションは、公太さんが一番盛り上がっていたじゃないですかぁー!!!」

公太「すみません。そうなんですが、、、予算が、、、」

「それに時間もかなり押しているし、すでにもう充分なものが録れてると思うし・・・」

横井「本当にいいんですか!?!それで?」

公太。「はい、、、スミマセン。」

「次の対談で終わりにしましょう。」

声に力は無かった。

横井さんの言う通り、かなり未練があった。
残った収録2つは、このDVD企画を始めた当初からの案だったし、自分の中で特別
なモノでもあったから。
ただスケジュールの都合で後回し、後回しになっていただけ・・・

でも、仕方ない!

もうこれ以上は・・・無理できない。

横井「わかりました。プロデューサーがそう言うのであれば。」

「次の対談でクランクアップにしましょう!」
「終わりにふさわしい対談相手だし!」

公太「そうですよね。よろしくお願いします!」

 

やるだけやった。
やれることはやった。

もうこれで、、、十分だ。
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2007.5月第2週


最後のドラマー対談。
偶然だったけれど、トリはやっぱりこの人だった。
村上‘ポンタ’秀一


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日本のドラマーとして、知らない人がいないくらい有名で、
いろんな人がいろんなことを言っていて、いろんなうわさ話もたくさんあるけれど、少なくとも自分にとってのポンタさんは、とにかく優しいヒト。
今回の対談も二つ返事でオーケーしてくれた。

これ以上なく自分の美学を追求してるヒト。
すべての遊びを大切にしてるヒト。
それでいて、アタマはいつでもフレッシュで・・・

すべて事実だけれど、
あんまりカッコいいところばかり並んでもなー。
今日は、何か・・・普段見せないポンタさんを期待したいところ。


でも、実際、「こうだったんだよ、、、ああだったんだよ、、、」って
真剣に話してくれる話にはウソが無い。
いつも通りの、あの、「村上‘ポンタ’秀一」だった。


Ponta02.jpg

Ah・・・説得力あり過ぎ!


結局、自分に正直に生きてきたんだな・・・ポンタさん。

そこに突っ込むスキなんて有るわけ無いか。

もちろん、自分とは全く違う人生。
フレーズはコピーできても、人生はコピーできないし。
真似しようったって意味が無い。



結論!
生き方がカッコよかったら、音もカッコ良くなるのか!



ここまでいろんなドラマーと対談してきて、みんなすごくカッコよかった。
ドラムっていう楽器に対して真剣に取り組んできた人々。
もちろんドラマーは他にもたくさんいる。でも、今回、彼らと話しただけでも、
もの凄いエネルギーをもらえた気がした。



そして、改めて五十嵐公太っていうドラマーを見直す機会になった。



これで、すべての収録が終わった・・・



って!?!

やっぱり、まだ、諦めちゃいけないんじゃないの?

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2007.5月第3週


時間と予算の関係で収録を一度は打ち切りにしたものの、気持ち的にはどうにも収まりがつかなかった。
収まるどころか、それが理由で意気消沈ぎみ・・・

諦めた残り2つの収録・・・
ラッパー仁井山とのストリートセッション。
ラッパー仁井山は知り合った時から、何かいっしょにやろう!って、
ずっと約束していて、今回のDVDのテーマ「合体」「セッション」には外すことの
出来ないの存在だ。
最近は、ルー大柴さんと「もったいない。」っていう曲でいろいろ出まくってるし、
ラップとボイスドラムは勿論だけど,テンションの高さも最高!
そんな彼とのセッションを、しかもストリートで!っていう企画。


(仁井山に何て話そう?あんなに二人で盛り上がっていたのに・・・)


そして、もう一つ。
諸事情でスケジュールが2度流れて、未だに収録日が決まっていなかった、
あとひとりのドラマー対談。

ジョニー吉長さん。

恥ずかしながら、ドラムを始めた時からのオレのアイドルである。
今回話をしなかったら、たぶん、もう機会はないだろう。


(正直に行こう!
プロデューサーとしてではなく、一個人として。)

と,いうわけで横井さん宅に直行。

公太「勝手ながら、やっぱり、諦めるわけにはいかないんです。
プロデューサーとしては、本来は打ち切らなければならないんですが、
後悔したくないんです・・・」
「何とか、、、何とか実現できないでしょうか?
ストリートとジョニーさん!!!」

横井さんは笑っていた。
最初から、諦めるハズが無いって思っていたんだろうか?

横井「カメラマンは一人だけ!あとは極力経費を押さえて頑張ってみましょう!」

公太「あ、、、ありがとうございます!!!」

ただただ嬉しかった。

公太「即、ジョニーさんにアポー!!!!!!」

一気にあがったテンションで声がうわずっていた。

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2007.6月第1週


今度こそ最終段階。
まずは、ジョニー吉長さんとの対談だ。
実は、あれから3度目の対談延期でスケジュールは押しまくっていたが
ここまで来たらもう関係なかった。(実際は超ヤバい。)

ドラムを始めてバンドを組んで・・・そんな高校生当時、
ジョニー、ルイス&チャーをTVで初めて見た時のショックはかなり大きかった。
かつて見た、どのバンドよりもカッコ良いいと思った。
ハマるって、こういうこと。
それから、ひたすらコピーしまくったよ。
曲、楽器のセッティング、奏法、そして服装までも。
でもね、
当時、校則で長髪厳禁!だったから、超マジメな刈り上げ君には
ヒッピースタイルなんて似合わない、似合わない!笑
それでも、気分だけはJ,L&Charだった。

あの頃、下北で、息子さん(たぶんノブアキくん?)を片腕に抱いて歩いているジョニーさんを見かけて、卒倒しそうになったこともあったな・・・」

ま、それくらい大好きだったジョニーさんと初めてちゃんと話したのは、つい数年前。
ジョニーさんのドラムクリニックを見学しに行った時だった。
それまで、いくらだって知り合いになることは出来たのに、あえて遠巻きにしか見てこなかった。なのに、その日だけは何故か急に行きたくなって・・・


当然、面識なんて無かったから、オレのことを、遅刻した一生徒だと思ったジョニーさん。

「遅刻!!名前は?」って。

「五十嵐です。」って。

「そっか。スティック持ってきてるか?」「そっか、青いスティック使ってるのか。」
「じゃあ、五十嵐、おまえコレ叩いてみな!」って。

何故か,その日に限ってカバンにスティック!(前日、自分がドラムクリニックをやってたから!)


オレは言われるままに一生懸命ドラムを叩いた。

「固いなオマエ!」って。

緊張してスティック飛ばしたりしながら・・・レッスン最後まで、ただのドラムキッズだった。

遅れてきたパール楽器のスタッフは、その様子を見てビックリしてたらしい。

あとで事情を知ったジョニーさん、、、
「悪かったな。」って、謝ってたけれど、

でも、オレは嬉しかった。


あれから、会うのは3度目。
いったい、何を話そうか・・・


自由が丘「Neverland」にステキな女性と登場したジョニーさん。


ゲッ、、、やっぱカッコいい。


Johny01.jpg


残念ながら,話した内容はよく覚えていない。

「歌うたってみたら?」

って言われたことくらいしか・・・

でも、満足だった。

本当はもっと話をしたかったけれど、先に店を出た。

だって、、、


こういうときに限って、次に仕事はいってるんだものナーーーーーーー!!泣!!

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2007.6月第2週


今日で本当のクランクアップだ。
ラッパー仁井山と「ラップとドラム」のストリートセッション。

原宿でのゲリラライブ・・・

スケジュール的にギリギリ焦っていたのは、
時期的に、すぐにも梅雨入りしそうだったから。
天気のいい週末は限られていたし、人がいなけりゃやる意味が無い。

でも、そこはわがスタッフ“晴れ女”鹿島さんがいるから大丈夫!
この日もバッチリ
いい天気!
ただね、、、鹿島さーん!?!ちゃんと調べておいてよ!!
予定していたNHK横では、何やら大きなイベントやってるじゃないの!!!
場所ないよー!
てな,わけで、まずは場所探しからです。汗

ストリートって実はこれまで一度も経験が無い。
だから、正直、結構ドキドキしていた。歩き回って場所探ししてる間に、さらにドキドキ感は増す一方!?!
知らぬ間に「ヤバいね!」を連発。
ラッパー仁井山はゼンゼン慣れっこ?だから、ニヤニヤと状況を楽しんでるだけ。

けっこう歩き回った末に場所を決定。結局、さっきのイベントのすぐ隣。
ここなら、人も集まりそうだ。


street01.jpg

軽くサウンドチェックをして、

いざ!

撮影開始!!!

で、仁井山とふたり、バーンって音だした途端、、、向こうから警備員が飛んで来た・・・

「あーあ・・・」

演奏中断・・・

今日はイベントやってるから、ここはダメ!!!!ってわけ。

しばらく様子を伺ったけど,
責任者云々・・・面倒くさくなりそうだったので、撮影中断。

「撤収!場所移動!」

まあ、確かにウルサいことではあるから・・・人に迷惑をかけてはいけません。
責任のある大人としては、仕方ない。(苦しいー、、、。)

ってことで,一から出直しです。

ストリートって大変だね。リスクが多過ぎ!
なんて話をしつつも、、、出直しの場所は意外とあっさり決まった。

セッティングし直しはスタッフ的には大変!だったけれど、
ちょっとしたハプニングに2人のテンションはいい感じでアップ?




逆にリラックスしてきたかも?


street03.jpg

さあ、やっちゃおうよ!
リベンジ!?!って感じで「ラップとドラム」再スタート。

お客さんも集まってきたんじゃない?


street04.jpg

空に下、、、経験したことのない緊張感とドキドキ感がいい感じ。
通行人のギョッとする顔も、ちょい嬉しいかも。


street05.jpg

こうして、たった数十分のセッションはあっという間に終わった。



そして、予定していたDVD収録のすべてを撮り終えた。




本当に終わった・・・全部。

意外と,冷静だった。

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2007.6月第2週続き


何はともあれ収録は終わった。
ひと安心・・・?
いや!
ところが、実はこれからが大変なのだ。

収録したDVテープとハードディスク。
セッションの撮影だけでももの凄い量、そこに加えて28人分の対談(ひとりにつき3カメで一時間半!)は、もう軽くテラバイトの世界。
これを編集・・・ってことは、いったいどんだけ!の時間がかかるんだ!!!???


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判ってはいたけれど,現実を突きつけられて気が遠くなりそうだった。

横井さん!よろしくお願いします!
横井さんも笑ってはいるが、ちょっとだけ真顔だった。


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まあ、それはそれ!

とりあえず中打ち上げしましょ!


utiage01.jpg

utiage02.jpg


スタッフと手伝ってくれたアシスタント連中で
打ち上げは盛り上がった。


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自分のDVD制作に協力してくれた仲間。

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台湾からのゲストも・・・

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同時に横井さんの誕生日会も・・・

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ゴージャスなプレゼント!

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喜ぶ横井さん。

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嬉しさと楽しさのあまり、あっという間に酔っぱらって、

あっという間に解散になった・・・

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2007年末


実は,DVDの編集はまだ続いております。
え?夏発売だったんじゃないの!!!???

正直に言いますと,予想外の中身の濃さに嬉しいやら、、、でも大変やらで、、、
結局、まだ編集しております。スミマセン。

しっかし!!

発売は、春!

これは間違いありません。

素晴らしい作品!

これも間違いありません。

ここまで引っ張ってきたのですから、
こころを込めて,皆さんにお届けしますよ!
待っていてくださいね。


kohta001.jpg

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2008.1月


一昨年の10月から約1年半かけて制作を行ってきたドラムセッションDVD「ONE*NESS」。
2008年5月30日スパイスレコーズより発売が決定した。

こだわりをもって作った作品で、当初は、販売も自分で手売りしよう!とまで考えていたのだけれど、制作にこれだけの時間をかけ、しかもたくさんの方々の協力のもと作ったのだから、少しでも多くの人に見てもらいたい!



まず、ジャケット制作。
アシスタントのカズマの弟で、デザイナー志望のひろあきくん。
彼の作品でクワガタとロボットが合体したメタクワを見せてもらったのはもう7年も前。その時から、いつかこれをどこかで使いたい!って思っていた。
今回、デザイナー鹿住さんがもの凄くカッコいいジャケットをデザインしてくれた。
それから折込みも。裏面がジャケットの色違いでポスターになってる!!


ONENESS01.jpg



盤面だって!ソロライブで使った360°セットの俯瞰の写真を使った。


ONENESS02.jpg


セッションの中身もそうだが、ドラマーズ・トーク・セッションもかなりの量。
映像のクオリティーには絶対こだわりたい横井さん。
「やっぱり2枚組しかないでしょうね!」
相談の上、無理を承知で決定した。


編集の作業はやはり時間がかかった。
収録が終ったのは去年の夏。製品が完成したのが3月・・・
ま、順調と言えば順調だし、時間かかってるっていえば???


でも、横井さんの疲労した姿をみたら、何も言えなかったし。笑
成るようにしかならない!って開き直るしかなかった。


そんな煮詰まった状況で、
さらに発売に関して判らないことだらけだった。バーコードやら、何やら、細かな決まりがいっぱい!

あまりの自分の無謀さにガックリ。


とはいえ、何とかこうして発売となった訳です。


ONENESS03.jpg



ふと、知り合いに言われたことを思い出した。
CDもDVDも作るのに1/3、売るのに2/3のエネルギーが必要だよ!って。


残り2/3・・・


まだ終ってない。


終るどころか、半分もいってない!

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2008.2月


5/30の発売が決まり、早速に5/28DVD「ONE*NESS」発売記念イベント「ドラマーっていいよね!?」を企画した。
ハッキリと発売を提示したかったっていうのもあるし、協力してくれたたくさんの方々にお礼が言いたかった。

イベントの内容はラッパー仁井山と話すうちにどんどん進んだ。
飲み&つり友達?の仁井山は、アイディアマン。イベントを盛り上げること間違いなし!
DVDの中身を再現!?!それもいいけれど、
よりライブ感を出したいと思ったので
ATOMIC POODLEの相棒、ベースのFUKUSHINに出演をたのんだ。
そして、お助けマンKey白石クンも。
土台はこれでよし!
あとは、自然に決まっていった。

でも、肝心の会場が決まらない。

思い当たるハコがほとんど仮抑え状態。

みんな考えることは同じなんだな・・

フィリップサイドさんと相談、渋谷のライブハウスAを押さえた。

まずはこれで一安心。

中身を詰めましょう!

ところが一ヶ月後、問題発覚・・・



え???
渋谷AにはVJのスクリーンが無いってぇ????
自分のソロパフォーマンスにはVJが欠かせないのに!!

しかも、友人関係には5/28で案内出しちゃったよ?!!!

あわててハコの探し直し。

時間も無い。

で、今度は渋谷Bを紹介してもらって、即、下見に行った。

渋谷Bではライブの最中・・・

「いや?良い雰囲気だな?!広いし、キレイ。ここっきゃない!!」


即決!


ただし日程は21日しか空いてません!?!って。

仕方無いか・・・

「決めましょう! 5/21渋谷Bで。」

「案内は出し直します!!」


早々にフィリップサイドさんに連絡。

ささ、、、今度こそ中身中身。


オープニングはソロパフォーマンス。それからセッションをやって・・・
ダンサーもいいな。ただ、今回のイベントはもっとドラマ?をピックアップしたいしな。ともだち、来てくれるかな???
なんて、いろんなことを考えた。

数日後、フィリップサイドさんから暗い声の電話が・・・


F「すみません。ダブルブッキングでした。」

公「???」

F「先に仮押さえが入ってまして・・・」

公「???」

F「すみません。」

公「???」

F「とにかく、5/21はダメなんです。」



公「え????????!!!!!!!」

どうやら、自分の予約がその日、ちゃんと伝わる前に別の予約が入ってしまってた、、、とのこと。

しかも相手が悪い。某有名ラジオ局。


「・・・」


声が出なかった。


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2008.3月続き


DVD「ONE*NESS」発売記念イベント「ドラマーっていいよね?」

発売記念イベントではあるけれど、ドラマーのイベントにしたかった。
メーカーの垣根を取っ払ってドラムが好きな人、みんな集まれ!っていう感じのね。
ドラマーでよかったね!ってみんなで共有したかった。

中身も着々と決まっていった。あとは友達に声をかけて、ひたすら集客。
なんせ、WOMBは広いからね!

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2008.4月


あれから一週間、相変わらず会場が決まらない。
 
ダブルブッキングだった渋谷Bの仮押さえは某ラジオ局にそのまま持って行かれた。
友人、知人に出したDVD「ONE*NESS」発売記念イベント「ドラマーっていいよね?」5/21決定!の案内には会場、渋谷Bのまま・・・

テンションちょっと落ち気味。マジ、どうしよう、、、
それでも、ひとづてに会場探し。
ライブハウス、クラブ、いろいろ見にいくものの、ここ!っていう決め手がない。
納得できても日程的に無理!か、またも借り押さえ状態だって!

まったくもう!!!気安く借り押さえなんてするナー!!!!!!!

って?
自分だって、最初の渋谷Aはまだ仮押さえ状態じゃないか!!!

ヤバい!
これじゃあ、延期?いや、むしろ中止だ。そのほうが潔い!

ハア・・・ため息。

もう、ただただ焦るばかり・・・

そんなときVJの稲葉さんがいくつかハコを提案してくれた。
六本木のクラブ、そして渋谷のW。

「六本木は場所的にキビシいかな・・・
  渋谷のWは音がイマイチっだったしな?。」

この期に及んで、まだこだわってる自分も自分だ。

それでも、とりあえず渋谷のWに行ってみようか・・・
そのままアポをとって渋谷Wへ向かった。
正直、それほど期待もしていなかった。

渋谷Wのマネージャー小幡さんは、とても気さくな人だった。
会場を丁寧に案内して説明してくれた。
今改装中で、PAシステムも全部入れ替えて・・・
話を聞いていくうちに以前の悪いイメージはどんどん消えて行った。

「なんか、、、想像以上に良いかも!!!」

5/21も何とかなるみたいだし。

ここか?!?!  決まりか???!?!

みんなの顔が明るくなった。

よし!決定しよう!

DVD「ONE*NESS」発売記念イベント「ドラマ?っていいよね?」

5/21渋谷WOMB

さ!これで発表できる!

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2008.
5月

4月は他の仕事も忙しく、イベントの準備を優先する訳にもいかなかった。
デーモン閣下のツアーやATOMIC POODLEのレコーディング。
イベントの事務的な作業はどんどん後回しになっていく。
ま、、、何とかなるだろう!っていつもの調子でやっていたら、時間はどんどん無くなっていった。

ただただ焦る。

そんななか、KEYの白石クン宅にイベントの打ち合わせに行った。
いつもどっしり構えた彼は,オレにとって、良き相談役でありアドバイザーでもある。

過去,ローランドのV-Drumsパフォーマンスの時だって、DVDのソロパフォーマンスの時だってそう。彼の助言はいつも容赦なく、オレを谷底に突き落としてくれる。
(絶対に彼はSだ!)
白石クンは、オレが避けたいなあ・・・って思うこと必ずやらせる。
追い込まれたオレはいつだってギリギリ状態。
もがいてもがいて、土壇場で何とかクリアー!って感じ。

また、今回もですか?!?!

この日の、かれの意見・・・

「公太さんのイベントなんだから、まずはドラムソロで始めてください!」

ゲッ!マジデスカ!?!避けたかった・・・のに?????。

全くもって容赦無し!

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2008.
5月続き NEW!!

5/21の構想はどんどん膨らんでいった。

オープニングにドラムソロ!?!ってことで、どうするか・・・
ソロパフォーマンス「a circle」でソロの演出を考えたものの,やっぱり普通のドラムソロのイメージはゼーンゼン沸かなかった。
そこで、もっと自分らしいソロ、
ループしたBASSにひとつひとつV-DRUMでループを載せていく。
それをエフェクトしながら、稲葉さんのVJとともにゆっくりと盛り上げていく。
もちろんそのあとには,生ドラムのフリー叩きまくりシーンもアリ。
よしよし!
イメージはしっかり出来てきたぞ!でも、仕込み時間があまりにないじゃない!!!

ま、とりあえずオープニングは決まった。

で、次はベース FUKUSHINの登場。
ラッパー仁井山に会場を盛り上げてもらって、Keyの白石クンも一緒にファンクセッション。
そうだ!
チームPA*TO*RAのダンサーのジュンペイにも手伝ってもらおう!
そうそう、ミッチーにもね。

で、このバンドにサックスのTagにも入ってもらって・・・

そして、やっぱりTAKUYAはゼッタイ来て欲しいよな!


一気にセッション! こりゃ!楽しくなるぞ!

そんなこんなをドラマージャパン横井さんに相談したら、
「そういう雰囲気のステージなら是非Vを作りましょう!」って。
オープニングやドラマー対談映像を編集して組み込む!。

さ! イベントっぽくなってまいりました!


ドラマーが企画するイベント。

さらに、思いついたのが酒井麿がやってるドラムサークルだった。

みんなで盛り上がりたいものな・・・

だったら、、、いいかも!

うんうん、、、いいかも。

ゼッタイにいいかも!!!

マロ〜〜〜〜!!!ヘルプ!!!


********************


企画はまずまず順調に進んでいった。

細かい進行は毎年参加させてもらっているチャリティーイベント
AAAの舞台監督の比嘉さんにお願いした。
あとはただひたすら、ひとつひとつ、準備していくのみ。
でも、それがけっこうたくさんあって。
しかも、けっきょく自分が動かないとすすまない・・・

イベントを企画するのって、

大変ですねぇ〜!


ドラマー友達には目一杯声をかけた。

だって、これはでっかいドラマー飲み会のようなもの。
やっぱ、みんなで盛り上がらないとね!!!



それにしても、たくさんの出演者・・・

呼ぶだけ呼んじゃって!
お客さんたくさん入らないと、大変なことになるよ〜!!! 冷汗


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2008.
5月21日 NEW!!

ついに当日が来た。


早い入り時間。でも、、、気合い入ってるから不思議と眠くない。
会場に着いたら、ドラムアシスタント全員がすでに到着してた。
ヤルね〜!ありがとう!


ステージに組み上げられドラムセット。
今回はセッションも多いので,DVD撮影の時よりちょっとだけコンパクト。
それでも、「a circle」セットはやっぱりハデだ。


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そしてVJ稲葉さんとのコラボもイイ感じ。

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ところがね!


こういう時に限って機械のトラブル!
V-DRUMSのハイハットがゼンゼン言うことを聞かない!
Macのシーケンスも機嫌が悪い。
おまけにクリックが別チャンネルに漏れてるだって〜!?!



なんでこんなときに!!!


003.jpg


焦る・・・



ヤバいね。マジ顔。


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とにかくリハーサルはこのまま進めないと・・・


平静を装っていたけど、内心はイライラで切れそうだった。


でも!クールダウン。


ひたすらクールダウン!



ここで焦ったら、、、負けだ。


クールダウン!そうクールダウン!



大丈夫。この人もいるし!


005.jpg



守護神か!?!笑



そしたら、自然に・・・ひとつひとつ問題は解決していった。




「よし!いける!」



リハが終わり楽屋はナチュラル&リラックスモード。


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さ!本番が始まるよ!


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